マスク

ひとごみの中 突然目の前に。

あなたは 知らないひとのふり

声をかけようとしたけれど

マスク越しに 声を 消した

そしてマスクは便利だと思った

ひとそれぞれの 日常がある

元気なら それでいいか

ひとごみの中

やな感じの孤独に入っちゃうのかなと

一瞬ビリビリしたけれど

わりと折りあいはついていたようだ

すごく天気のいい日に。